ROBOT SPONGE SEALING SYSTEMロボットスポンジシーリングシステム (特許)

ROBOT SPONGE SEALING SYSTEM

シールスポンジ材貼付加工をロボットで実現
直線/曲線へ貼付及び自動切断も可能

 
  • ロボット先端に取付けられたシール材供給ヘッドにより自動貼付を実現
  • 直線だけでなく曲線、曲面への貼付が可能
  • カット材/連続材シールスポンジに対応
  • 連続材はカット機能により任意位置での自動切断が可能
  • 協働ロボット適用も可能

ロボットスポンジシーリングについて

MOTOMAN-GP8仕様

従来、作業者による作業で自動化が難しかったスポンジシール貼付作業(粘着テープの剥離紙を剥しながら長尺のスポンジシール材を連続して貼りつける作業)のロボット化を実現したシステム。当初、豊臣機工株式会社様の自社内設備として、開発され量産工場で使用されていました。量産工程への導入による生産効率向上や品質向上のメリットを他のお客様にも提供したいとの思いを実現する為、豊臣機工株式会社、進和株式会社、トライエンジニアリング株式会社の3社協業し、様々なお客様に対応できるよう改良を加え、市販化を実現しました。
さらに、お客様から要望の多かった連続材にも対応できるよう改良を加え、連続材料カット機能と合わせ、連続材仕様としてラインナップを拡充中です。また、人と干渉した際、自動停止する機能を有する各ロボットメーカー製協働ロボット(動作確認済:安川電機/FANUC)にも対応しています。

ロボットスポンジシーリング適用例

自動車内外装部品(一部)

家電製品

住宅・住宅設備

ロボットスポンジシーリングの特徴

従来、手作業で行われていたスポンジシール材貼付作業の自動化実現。熟練工が行う両手作業の一つ一つを解析し、実現したスポンジシール材押付け機構及び剥離紙回収機構などによりロボットによる作業が可能となりました。

  • 貼付位置及び貼付状態の均一化(品質安定)
  • 熟練工不要
  • 生産性向上

などの特徴があります。廉価に現在の工程を自動化できるカット材仕様。スポンジシール材の自動供給が可能な連続材仕様など、お客様の要望に応じたシステムの構築が可能です。

対応ロボット(主な機種)

GP8

  • YASKAWA(安川電機)
  • MOTOMAN-GP8
  • YRC1000

HC10

  • YASKAWA(安川電機)
  • MOTOMAN-HC10
  • YRC1000

CRX-10iA

  • FANUC(ファナック)
  • CRX-10iA
  • R-30iB Mini Plus

MZ-07

  • NACHi(不二越)
  • MZ-07
  • FD-11

特注対応

※通常は製品固定でロボットに加工ヘッドを取付していますが、小型ワークの場合、加工ヘッドを固定し、ロボットがワークを把持し貼付加工する仕様等対応可です。そのほかお客様要望に応じ対応します。

標準仕様(加工ヘッドロボット取付)
ヘッド固定仕様(加工ヘッド固定・ロボットハンド仕様)

導入の流れ

貼付する製品形状、材質及びスポンジシール材のサイズ及び粘着剤等の仕様により対応可否があります。そのため、弊社では基本的にテストトライアル(有償)を事前実施し、張付け品質及び貼付能力(貼付速度)の確認を行ってから、導入させていただいております。

ロボットスポンジシーリング基本構成

カット材仕様

※カット材仕様はカット材仕様 毎回スポンジシール材をプリセットし貼り付ける仕様です。

連続材仕様

※連続材仕様はロール状のスポンジシール材あらかじめセットしておき、貼付加工後、自動カットする仕様です。

ロボットスポンジシーリングは豊臣機工㈱で発明、㈱進和・トライエンジニアリング㈱の3社で開発したものです。